物理の勉強法を徹底解説

物理の勉強法について 勉強法




理系では、大学受験の科目として物理を選択している人も多いと思います。そして、思ったように成績が上がらず苦労している人もかなりいます。

しかし、物理はポイントを抑えれば意外と簡単に点数は伸びていくものなのです。私も最初は物理が苦手でしたが、勉強法を直すことで3ヶ月で偏差値を15上げることができました。

そんな成績をあげるための物理のポイントや勉強法を詳しく解説していくので勉強する際はぜひ参考にしてもらえればと思います!

 

物理勉強法の基礎

ここでは物理を勉強していく際に重要になってくることを4つ解説していきます。本当に基礎の基礎になってくる部分なのでここだけは読んでおいてほしいと思います!

 

物理の現象を頭に焼き付ける

 

物理の勉強法における基礎『物理の現象を頭に焼き付ける』

 

物理の問題は基本的には現実世界で起きている現象を数式を用いて表すことによってわかりやすくしたものなのです。

なので、物理は公式を覚えたりする前に「この問題ではどのようなことが起きているのか」「どの現象について解いているのか」を理解していかなくてはいけません。

力学は何が起きているのはは比較的わかりやすいですが、電磁気や波になってくると何が起きているのかわかりにくく、ただ計算をしているだけになってしまいます。

それでは計算ミスが出やすくなってしまいますし、応用問題になると解けなくなってしまいます。そんなことにならないためにも次から紹介する3つのことを心がけましょう。

 

少ない問題をやりこむ

 

物理の勉強法における基礎『少ない問題をやりこむ』

 

現象を深く理解していくためにも物理では「少ない問題をやりこむ」ことを意識してほしいと思います。問題量はこなさなくてもいいです。

化学は問題パターンに慣れるためにもたくさんの問題に触れる必要があるのですが、物理は問題パターンも化学ほどは多くありません。

なので、1問の問題に対して違う角度から取り組んでみたり、他の方法を使って解いてみたりしてほしいのです。

『名門の森』という参考書ではいくつもの解法を示してあるのでこの参考書を使って勉強するといいでしょう。

 

公式は意味を理解し、イメージもつける

 

物理の勉強法における基礎『公式は意味を理解し、イメージもつける』

 

問題を解いていく際や参考書を進めていく際に大事なことなのですが、公式は「意味の理解」「イメージ」どちらもできるようにしておいてください。

公式は意味を理解し、導出もできるようになっておかないと二次試験レベルでは対応できません。有名どころではドップラー効果の公式証明は毎年のように二次試験で出題されます。

また「このようなことが起こっている」という公式のイメージも持っておかないと上で説明した「物理の現象をしっかりと頭に焼き付ける」ということができなくなってしまいます。

どちら一方でもかけていては問題は解けません。どちらも修得するようにしてください。

 

定義を大事にする

 

物理の勉強法における基礎『定義を大事にする』

 

物理は暗記力ではなく「思考力」が問われる科目となっています。なので物理の基礎の基礎ともいえる定義は公式を覚える際に1番大事にしてほしいと思います。

物理が分からない人に対してでも、一から説明して理解させられるくらいには完璧にしておきましょう。これくらいしないとすぐぼろが出てしまいます。

特に、教科書レベルの基礎問題を解いているときは公式を当てはめるだけで解ける問題が多いので注意が必要です。自分が定義から解けているかの確認を毎回行いましょう。

 

物理の勉強手順

ここでは、物理の成績を上げていくための具体的な手順を解説していくので物理が苦手な人はぜひ参考にしてください!

 

手順①まずは基礎的な知識と公式を理解する

まずは基本的な知識や公式を暗記し、例題を使って公式を実際に使ってみましょう。

公式理解&暗記

 

物理の勉強法の手順①『公式をまずは覚えよう』

 

物理をこれから始めていく人は、まず公式の暗記から行いましょう。これをしておかないと問題は一向に解けるようにはなりませんよね。

しかし、上でも述べたように「暗記だけではできるようにならない」というのも事実です。なので単なる暗記ではなく「理解してから暗記する」ということを意識して勉強してください。

具体的に言うと次の3つは必ず行うようにしましょう。

公式の導出過程

どのような物理現象が起こっているのか

定義の確認

また、物理の公式の覚え方については下の記事でさらに詳しく紹介しているのでぜひ見てみてください。

物理公式の覚え方講座

2018.04.05

 

例題を解ききる

公式を暗記したら付随している例題をすべて解ききりましょう。教科書や参考書の例題はすべて公式を適切に当てはめることができれば解けるようになっています。

例題が解けても入試問題は解けるようにはなりませんが、これができないといつまでたっても物理が得意になることはないので必ず行ってください。

物理が苦手な人はこの部分をおろそかにしている場合がほとんどです。時間をかけてもいいのでしっかり理解しておきましょう。

 

手順②問題集で公式の意味を確認する

問題集を使って暗記した公式を使えるようになっていきましょう。

1周目は問題の理解に費やす

物理の勉強法の手順②『問題演習の中で公式の意味を確認しよう』

 

公式の導出や定義の確認を終わらせたら次の段階です。実践的な問題演習を通じて公式の意味や使い方を身に着けていきましょう。

ポイント
問題を解く際に注意してほしいポイントとしては「1問1問をとにかく丁寧に確実に解く」ということです。

物理はとにかく闇雲に問題数をこなしていても成績が上がることはありません。1問の問題に対して様々な角度からじっくり考えていくことが実は成績を上げるための最短の方法なのです。

 

2周目以降は解くスピードを意識する

1周目で問題の理解を終えたら、同じ問題集を2周目、3周目と繰り返していきましょう。解く問題は1周目で解けなかった問題だけで構いません。

ここでは間違った問題を一瞬で解けるくらいには精度を高めていきましょう。物理の問題においての「正しい考え方」をここで身に着けていってください。

答えを暗記してはいけませんが、暗記してしまうくらいにはやりこんでほしいです。

 

手順③応用問題に挑戦する

 

物理の勉強法の手順③『応用問題に挑戦しよう』

 

基本的な問題が解けるようになってきたら、志望校の過去問や問題集などの応用問題に挑戦してみましょう。

物理では問題ごとの「解法パターン」が存在していて、それらは数学に比べても10分の1程度しかないので覚えてしまえばかなり楽に高得点をとることが出来ます。

制限時間の中で下の3つのステップを踏んでいって実践的な問題に慣れていきましょう。

1 問題の物理現象を理解する

2 どの公式を使うかを見つけ出す

3 解答までの道のりを自分で作る

また、物理では計算力も大事になるのでこの問題演習を通じて集中力を高めて、絶対に計算ミスをしない速い、正確な計算力を身に着けておきましょう。近似計算にできるようにしておくことも重要です。

 

各分野の勉強法について

 

物理の各分野の勉強法について

 

ここでは物理の『力学』『電磁気』『波・熱力学』『原子』の4つの分野について頻出問題から対策法まで解説していきます。

 

力学

まず、力学での大学受験頻出分野は以下の通りです。

力学の頻出分野
・2物体の重心系

・単振動

・万有引力

力学では、まずは電磁気や熱、波の基本となる考え方や公式について学んでいきます。最初で「ma=F」と表されれる運動方程式を習った覚えのある人は多いでしょう。

力学で特に重要視してほしい分野は、ズバリ「単振動」です。単振動は電磁気でも電流の単振動が出てきますし、熱力学でも当たり前のように使われてきます。

勉強方法としては公式をしっかり書くことを意識してほしいと思います。例えば物理に少し慣れてくると運動方程式を書かずに問題を解き進めてしまっている人が多く見受けられます。

運動方程式は皆さんが思っている以上に重要なことです。運動方程式を書かずに省力して応用問題でつまづいている生徒を私は何人も見てきました。

どの大学受験においても力学の問題は必ず出題されるので絶対に理解して電磁気などの分野に支障が出ないようにしておきましょう。

 

電磁気

電磁気での大学受験頻出分野は以下の通りになります。

電磁気の頻出分野
・電磁誘導

・交流回路

電磁誘導では電流が流れることによって力が作用するので力学との融合問題が多く出題されます。交流回路の分野では力学の単振動の考え方を用いて電流や電圧を求める問題があります。

電磁気の勉強法で大事なことは「うまくイメージする」ことです。コンデンサーやコイルに電流が流れていたり、電荷がたまっている様子は一度理解してしまえばイメージすることはかなり簡単です。

イメージがうまくできれば答えが出たときの確認にもなりますし、問題を解いていくうえでも役立つこと間違いなしです。

そのイメージををうまくつけるためにも電磁気で使うことが多い「力学」の分野は先にしっかり押さえておくように心がけましょう

 

熱力学・波

熱力学・波の大学受験頻出分野は以下の通りとなります。

熱力学・波の頻出分野
・熱力学第一法則

・ドップラー効果

・光の干渉

熱力学では第一法則を活用した応用問題や力学の単振動と絡めた融合問題がよく出題されます。ドップラー効果では公式を使う問題はまず出題されず、ほとんどはドップラー効果の証明問題です。

光の干渉では位相差をうまく使って光が強まる点や弱まる点を答えさせる問題が多い印象を受けます。

勉強法としては熱力学については「解法を身に着ける」ことです。熱力学で使う公式や考え方はとても少なく、慣れれば解き方はすぐにわかるようになるのでそれまでは我慢して問題を解き続けましょう。

波については「常に位相を意識して問題を解く」ことが大事です。特に光の干渉では位相差が反射や装置によって複雑に変わるので波に何か変化があったらまずは位相のずれを確認する癖をつけましょう。

 

原子

原子は近年から物理の範囲に加わった分野となっています。頻出分野は以下の通りです。

原子の頻出分野
・コンプトン効果

・物質波・ドブロイ波

原子分野はコンプトン効果がかなり高確率で出題されます。しかし、この問題はほとんどが力学のエネルギー保存と同じ考え方で解くことができるので力学ができる人は大丈夫でしょう。光電効果も簡単な計算問題程度は出されます。

原子分野の特徴としては「複雑な計算問題が出題される」ということが挙げられます。化学で扱われるような計算や有効数字を使う問題が多いので対策は積んでおくようにしましょう。

 

まとめ

今回の記事のまとめとしては以下の3つです。

物理ではとにかく現象の理解が大事

勉強手順は3つの手順があるので1つずつこなしていけば成績は上がりやすい

各分野によって勉強法も多少変わってくるので確認しておく

物理は暗記よりも『理解』が一番重要になってくる科目となっています。いかに基礎からしっかりと勉強するかがとても大事です。

なので、この記事を参考にして物理が苦手な人も得意な人も成績を上げていってもらえればと思います。

 

物理の成績を上げていくためには参考書がとても大事です。いかに自分に合う参考書を見つけられるかで成績の伸びは変わります。

下の記事で物理のおすすめ参考書についてまとめているのでぜひ参考にしてください。

【2018年版】物理のおすすめ参考書・問題集31選

2018.01.28

 

また、下の記事で各科目の勉強法についてまとめているので興味のある方はぜひ見てみてください。

各科目の勉強法はこれで完全網羅!大学受験プロ式勉強法まとめ

2018.01.14