古典文法の覚え方のポイント

古典文法の覚え方のポイント 勉強法



古典の勉強はとにかく覚えることが多いですよね。

頑張ってカタチだけ丸暗記しても実際に使い方がいまいちわからないなんてことも。

では、どのように勉強をすればいいのかをご紹介していきます。

古文とは?

古文とは、国語という教科の中の一部でしかありませんが、国語の中でも非常に重要な分野でもあります。

古文は昔の日本で使用させていた言語です。しかし古文は、私たちが普段使っている日本語とは使い方や意味が違うところがいくつもあります。

古文は、古典文法をしっかりとマスターしておかないとまるで古文が外国語のように感じてしまいます。

古典文法はどうして大切なのか?

大学受験における古文は、古典文法に関する問題が非常に多いです。

古典文法は基本的に暗記するものなので、絶対に落としてはいけないところになります。

難関私立大や国公立大でも古典文法は高確率で出題されます。

古典文法は、古文の読解には必要不可欠です。

古文が全く分からないと思っている方は、古典文法をしっかりとマスターしていきましょう。

古典文法は何を覚えたらいいの?

古典文法を実際に勉強するときは何から手を付ければいいのでしょうか?

古典文法で覚えなければいけない項目は3つあります。

覚える項目

・品詞

・活用

・接続

この3つについて詳しく見ていきましょう。

品詞

古文の品詞は、具体的に動詞・助動詞・名詞・形容詞・副詞の5つがあります。現代文も英語もそうですが、品詞に分けることが出来なければ、文章の意味をつかむことができません。

つまり古典文法の基礎は品詞であると言えます。

品詞の勉強方法は、教科書の文章を一文一文しっかりと品詞ごとに分けます。それを先生に添削してもらっていけば自然と身についていきます。

先生は勉強を教えるのが仕事なので、先生をうまく活用していきましょう。

活用

文章を品詞ごとに分けられるようになったら次は活用を覚えます。

活用とは言葉の形が変わることで、活用するのは、動詞・形容詞・形容動詞・助動詞、の4つだけです。

たとえば、「書く」という動詞は、「書かず」、「書きたり」、「書けども」というように、形が変化します。

古文には活用の変化に法則があるので、その法則を覚えます。

活用の覚え方

活用を覚えるときのポイントは、声に出して音読することです。

暗記をするときは、ただ単に読むだけではなく、様々な方法で脳に刺激を与えるほうがより覚えられます。

文字を目で追えば視覚が刺激されますが、声に出して言えば、自分の声を聞くことになるので聴覚も刺激されます。また、自分の手を動かして文字を書きうつせば触覚も刺激されるので、書いて覚えることも有効な方法の一つです。

活用の意味は?

活用の形は6種類に分類されていて、それぞれ「未然形」、「連用形」、「終止形」、「已然形」、「仮定形」、「命令形」の6つです。

それぞれの使い方を解説していきます。

未然形

「未然」とは「まだそうなっていない」という意味です。「ず」とくっついて否定をあらわしたり、「ば」とくっついて仮定条件をあらわしたりします。

(例)読まず(読まない)

連用形

「連用」とは「用言に連なる」という意味です。

用言とは「動詞・形容詞・形容動詞」のことで、「人がどのような動きをするのか」や、「物がどのような様子なのか」などをあらわす言葉です。一方、連なるとは「続いていく」ことを意味するので、連用形は、文を途中で切らないでつづける場合に使う形と言えます

(例)雨ふりて、かさをさす。(雨がふって、かさをさす。)

連用中止法

「て」を使わずに連用形で文をつづけることを連用中止法と言います。

(例)雨ふり、かさをさす。(雨がふって、かさをさす。)

「て」を使う場合も、使わない場合も、意味は変わりません。文をつづけるときに2つの連用形の使い方があることを確認しておきましょう。

終止形

終止形は、文が終わるときに使われる形です。

(例)書を読む。(本を読む。)

連体形

「連体」とは「体言(たいげん)につらなる」という意味です。

体言とは名詞のことです。人やもの、ことの名前をあらわす言葉です。したがって、連体形は、言葉を名詞につなげたりかけたりして説明する場合に使う形と言えます。

(例)読む本(読む本・読むための本)

已然形

「已然」とは「すでにそうなっている」という意味です。「ば」とくっついて原因や理由をあらわします。

(例)雨降れば、かさをさす。(雨がふるので、かさをさす。)

命令形

だれかに命令するときに使う形です。

(例)書を読め。(本を読め。)

まずは形容詞と形容動詞を覚える

活用を覚えるときは、まず数が少ない形容詞と形容動詞から覚えるとよいです。

覚えなくてはいけないのは、形容詞はク活用とシク活用、形容動詞はナリ活用とタリ活用です。

形容詞

形容詞の活用は、ク活用とシク活用の2つを覚えるだけなので、最初に取り掛かりやすく覚えやすいです。

活用の種類 基本の形 語幹 活用形
未然形

~ず

連用形

~て

終止形

~。

連体形

~こと

已然形

~ども

命令形

~。

ク活用 うし

(憂し)

(憂)

(く) けれ
から かり かる かれ
シク活用 をし

(惜し・愛し)

(惜・愛)

(しく) しく しき しけれ
しから しかり しかる しかれ

 

形容動詞

形容動詞の活用は、ナリ活用とタリ活用の2つを覚えるだけです。

活用の種類 基本の形 語幹 活用形
未然形

~ず

連用形

~て

終止形

~。

連体形

~こと

已然形

~ど

命令形

~。

ナリ活用 しづかなり

(静かなり)

しづか

(静か)

なら なり

なり なる なれ なれ
タリ活用 だうだうたり

(堂々たり)

だうだう

(堂々)

たら たり

たり たる たれ たれ

 

動詞を覚える

形容詞と形容動詞を覚えたら次は動詞を覚えます。

動詞の活用は種類が多く、「四段活用」、「上二段活用」、「下二段活用」などがあります。

動詞の活用も数の少ないものから順番に覚えていくのが基本となりますので、動詞の中でも不規則な変化をする4つの変格活用から覚えていきます。4つの変格活用は、カ行変格活用・サ行変格活用・ナ行変格活用・ラ行変格活用、まとめて言えば「カサナラ変」です。

続いて、下一段活用、上一段活用を覚えて、四段活用、下二段活用、上二段活用の順で覚えるようにしましょう。

変格活用(カサナラ変)

カサナラ変は、先ほども説明しましたが、特殊な活用の仕方なので声に出して覚えていきましょう。

活用の種類 基本の形 語幹 活用形
未然形

~ず

連用形

~て

終止形

~。

連体形

~こと

已然形

~ども

命令形

~。

カ変 来(く) くる くれ

こよ

サ変

おはす

おは

する すれ せよ
ナ変 死ぬ

往(い)ぬ

ぬる ぬれ
ラ変 あり

をり

侍(はべ)り

いまそかり

はべ

いまそか

この表を見てカ変は、「こ、き、く、く、くれ、こ、こよ」と声に出して音読して覚えるようにしましょう。

正格活用(四段・上二段・下二段・上一段・下一段)

正格活用は種類が非常に多いので、活用の形をしっかりとマスターしていきましょう。

活用の種類 基本の形 語幹 活用形
未然形

~ず

連用形

~て

終止形

~。

連体形

~こと

已然形

~ども

命令形

~。

四段 読む

借る

上二段 恨む

起く

うる うれ えよ
下二段 得(う)

受く

うる うれ えよ
上一段 射る

見る

いる いる いれ いよ
下一段 蹴る ける ける けれ けよ

この表を参考にして、何度も音読をして形を覚えるようにしましょう。

見分け方

正格活用の中でも、四段・上二段・下二段は種類が多いのでどれがどれだかわからないという方に簡単な見分け方をご紹介します。

四段・上二段・下二段を見分けるには、うしろに「ず」をつけて未然形にします。

・読まず … ア段の音 → 四段活用
・起きず … イ段の音 → 上二段活用
・受けず … エ段の音 → 下二段活用

このように簡単に見分けることができるので、覚えておきましょう。

接続

古典文法を勉強する上では、助動詞の接続を理解できているかで古文の苦手、得意がわかれるほど重要です。

まとめ

古典文法を覚えるにはまず基本をしっかりと抑えることが非常に重要です。

一日ですべてをマスターすることは難しいですが、毎日活用などを音読したりするだけで少しずつですが覚えられていきます。

手と口を動かし、目と耳で感じることでより記憶として定着しやすくなります。

脳にいろいろな方法で刺激を与えることが暗記をする上では重要です。

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