大学受験の偏差値とは?【今さら聞けない偏差値の知識】

【偏差値とは?】今さら聞けない受験生に必要な偏差値の知識 コラム



  • 偏差値ってよく聞くけどいまいち本当の意味がわからない…
  • 偏差値の数字が何を示しているのかわからない…
  • 偏差値がどのような時に必要になってくるのかを知りたい
  • 偏差値を上げるために必要なことを知りたい

この記事は、このような悩みや想いを抱えている人に向けて書いていきます。そして、これらの悩みを解決していきます。

 

受験において必要な知識になってくる「偏差値」。外部で受験する模擬試験はもちろん、学内のテストでも偏差値が算出される場合もありますよね。

ただ、「そもそも偏差値って何?」「なんで偏差値が必要なの?」「どういう数値なの?」と疑問を持っている人もいると思います。

偏差値が算出されて、自分の偏差値の数値がわかっても、一体偏差値が何を表しているのかを理解していないと、その偏差値を活用することはできなくなりますよね。

なので、自分の実力や成績、成長具合などをきちんと見極めるためにも、受験生にとって偏差値の知識は必要不可欠なものになります。

そんな受験とは切っても切り離せない偏差値を、今回は詳しく解説していきます。

この記事を最後まで読めば、偏差値についての理解が深まった状態で、これから受験勉強に励んでいくことができるようになります。

知らなかった知識を身に付けて、ぜひ自分の受験勉強に役立ててください。

なんで偏差値を知る必要があるの?

なんで偏差値を知る必要があるの?

ではまずは、なぜ偏差値を知る必要があるのかを説明します。

それは、偏差値が「自分の現在の学力を測る物差し」だからです。

点数や順位に左右されずに、偏差値を見るだけで、その集団の中で自分の学力がどれくらいの位置にあるのかということを正確なデータとして見ることができます。

そのため、現在自分はどのくらいの学力レベルで、この学力ならどこの学校に受かりそう、落ちそうということがわかります。

偏差値は、受験勉強の戦略や計画、志望校を決める時の1つの大きな判断材料になるので、しっかりと自分の偏差値を知っておく必要があります。

そもそも偏差値とは?

そもそも偏差値とは?

次に、「偏差値とは一体どういうものなのか?」ということをひとつずつ順序立てて説明していきます。

偏差値の意味

偏差値は、「全体の中で自分はどのくらいの位置にいるのか」を表す数値です。

なので偏差値を見れば、自分がその集団の中でどこに位置しているのかを、ひと目で見分けることができます。

平均点から離れて、点数が高くなればなるほど偏差値は上がり、逆に平均点よりも低い点数を取れば偏差値は下がっていきます。

偏差値の基準

偏差値の基準は50です。

模試などのテストでは、偏差値50がちょうどその集団の真ん中の数値で、平均点を示しています。

なので、自分の点数が平均点と同じだったら偏差値は必ず50になります。

偏差値は、この50という数字を基準にして、平均点よりも点数が高ければ50より高くなり、平均点より点数が低ければ50を切ることになります。

偏差値の計算方法

偏差値 =(点数ー平均点)÷(標準偏差)× 10 ÷ 50

 

※標準偏差は、試験の点数の分布と本人の得点を統計的に計算して弾き出される数値のことを言います。

模試の平均点や標準偏差を自分で算出することは困難なので、偏差値を自分で計算するのは非常に大変です。

基本的に偏差値は、模試の結果と一緒に計算されて返ってくるので、自分で計算するというケースはほとんどありません。なので、この計算式や標準偏差などは理解できなくても問題ありません。

偏差値の仕組み

受験者全体の点数が平均点付近に集まっている試験のほうが、平均点から離れた点数を取りにくいので、平均点よりも高い点数を取ると偏差値は上昇します。

受験者の点数が分散している試験では、平均点から離れた点数を取りやすいため、平均点以上の点数であっても偏差値はそれほど上がりません。

偏差値は、「平均点との差」と「点数のばらつき」で決まる仕組みになっています。

偏差値の見方

以下の表は、偏差値が全体における割合をまとめたものになります。

例えば、偏差値が80以上であれば、全体の上位0.13%に入るということになります。

偏差値を見れば、自分が上位何%以内に位置しているのかも偏差値で確認できます。

また、模試の結果と一緒に見ることができる「A〜E判定」の合格可能性判定はこの性質を活用して算出されるものです。

偏差値 全体における割合
80以上 0.13%
75以上 0.62%
70以上 2.28%
65以上 6.68%
60以上 15.87%
55以上 30.85%
50以上 50.00%
45以上 69.15%
40以上 84.13%

なんで偏差値を使って学力を判断するの?

なんで偏差値を使って学力を判断するの?

試験の点数は、問題の難易度によって大きく変化します。難易度が高ければ点数は取りにくくなり、逆に難易度が低ければ点数が取りやすくなります。

その反面、偏差値は問題の難易度に左右されずに、全体の受験者のでき具合によって変動し、その結果から一定に評価されます。

そのため、学力を測るときには、偏差値を用いるのが一番わかりやすい指標になります。

どうやって自分の偏差値を知ることができるの?

どうやって自分の偏差値を知ることができるの?

これは簡単です。「模試」を受けましょう。

模試を受ければ、各科目ごとに自分の偏差値が算出されます。偏差値を参考にして、現時点での自分の現在地・学力を知ることが非常に大切です。

以下の記事でおすすめの模試を紹介しています。「どんな模試を受ければいいのかわからない」と悩んでいる方や、各それぞれの模試についての特徴を知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

模試の活用法や復習法、おすすめの模試を一挙公開

2018.01.05

偏差値を見るときの注意点は?

偏差値を見るときの注意点は?

偏差値を見るときには注意が必要です。模試の結果から算出された偏差値を鵜呑みにしてはいけません。

ここでは、偏差値を見るときの注意点を説明していきます。

模試の種類や実施する予備校の違いを理解する

偏差値を見るときの注意点は「模試の種類や実施する予備校の違いを理解すること」

模試は、種類によって規模やレベルが異なってきます。

多くの学校が学校単位で受験することになっている規模の大きい模試や、特定の大学に絞った受験者のレベルが高い模試も存在します。

この場合は、母集団や受験者全体で見たときのレベル感の差があるので、当然算出される偏差値も異なってきます。例えば、学校単位で受けさせられる模試では60を取ったけど、東大志望の人が受験する模試では45ということもあり得ます。

なので、違う模試の偏差値を比較してもあまり参考になりません。自分の偏差値が上がったのか下がったのかを見極めたい場合は、同じ模試同士、あるいは同じ規模感・レベル感の模試同士で比較するようにしましょう。

模試を受けて、算出された偏差値を見る場合は、その模試を受けた人数とどれくらいの学力レベルの人が受験する模試なのかを確認することが大切です。

偏差値が横ばいでも成長していないわけではない

偏差値を見るときの注意点は「偏差値が横ばいでも成長していないわけではないということ」

偏差値が前回と比べてもさほど変わらない、横ばいで推移している場合に、「私って全然成長してないじゃん…」と落ち込む受験生がたまにいます。

しかし、このような偏差値が横ばいの状態であっても、自分自身を悲観したり、落ち込んだりする必要はありません。

時期が進んだり、受験本番が近づいたりするにつれて、受験生全体のレベルは上がっていきます。なので、その中で自分自身の偏差値を横ばいにキープできているということは、自分も力を伸ばしているということになります。

その事実をしっかり理解して、ここから少しでも偏差値を伸ばしていけるように改善していくことが大切です。

合格予想偏差値はあくまでもひとつの目安

偏差値を見るときの注意点は「合格予想偏差値はあくまでもひとつの目安」

学校案内などに載っている「〇〇大学:偏差値52」「△△大学:偏差値60」というような各大学の合格予想偏差値は、あくまでもひとつの目安として捉えるようにしましょう。

この合格予想偏差値は、模試の成績から割り出した予想であり、実際は学生一人ひとりの成績にばらつきがあります。

なので、合格予想偏差値は志望校に合格するために「どの科目の偏差値をどのくらい上げていけばいいのか」という受験勉強の方針に役立てて使うと良いです。

現段階で志望校の偏差値に届いてない場合はどうすれば良い?

現段階で志望校の偏差値に届いてない場合はどうすれば良い?

第一志望の学校の偏差値にはまだまだ程遠いと悩んでいる受験生もいますよね。

このような時に、「志望校を変えたほうがいいのかな…」と考える受験生も多いと思います。

しかし、ここで気をつけておいてほしいことは、模試で算出された偏差値が志望校に届かなかったという理由で、志望校をころころ変えることはあまりおすすめできないということです。

偏差値はひとつの指標にすぎず、これからその模試で見つかった問題点や弱点などを改善していけば、まだなんとでも挽回できます。

これからの努力次第で合格するチャンスは十分にあります。

そのため、偏差値が伸びずに悩んでいる方は、しっかりと模試の結果を分析する必要があります。成績を伸ばして志望校の偏差値に近づいていくためには、これからどういう方針で勉強をしていくべきなのかを決めましょう。

この時に一人で考えるのが難しそうであれば、学校や塾の先生と相談しながら分析していっても構いません。彼らはこれまで多くの学生を見てきているため、自分にはない視点で、アドバイスをくれる可能性があります。ぜひ周りの環境を有効活用していきましょう。

偏差値表でたまに見かける「BF」とは?

偏差値表でたまに見かける「BF」とは?

「BF」は、「ボーダーフリー(Border Free)」の略で、合格ラインが不明の時に出る単語です。

ボーダーは、合格する確率が50%となる偏差値のボーダーラインのことを意味するものです。しかし、募集人数に対する受験者数や不合格者があまりにも少ない学校では、競争率が低く、ボーダーラインを設定することができない場合があります。

このボーダーラインが決まっていないという意味で、偏差値の欄に「BF」と表示されることがあります。

偏差値を上げるために必要なことは?

偏差値を上げるために必要なことは?

偏差値を上げるためにはやはり勉強することが必要です。それも正しい方法で勉強する必要があります。

以下の記事で、成績を上げるために今すぐ取り組んだほうが良いこと、そして科目ごとの正しい勉強法を紹介しています。偏差値を上げたいと考えている方は、ぜひ合わせて以下の記事もご覧ください。

成績を上げる方法12選

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【2020年版】各科目の勉強法はこれで完全網羅!大学受験プロ式勉強法まとめ

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まとめ

この記事では、偏差値の意味やどうやって活用していけば良いのかということを解説してきました。

偏差値をただの数値として捉えるのではなく、自分自身の実力を冷静に見極めた上での、受験勉強の材料として役立てていきましょう。

また、こちらの記事で大学受験における効率的な勉強法を解説しています。偏差値を上げていきたいけどなかなかうまく勉強できていなくて悩んでいる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

大学受験で勉強法を変えて効率を上げるためには

2018.01.05

この記事を書いた人

受験コーチ「むー」

2011年〜2016年まで、個別指導・集団塾で講師として受験指導、講師向けの指導法講演も行いながら、2014年には自身の「地頭勉強」を継承するオンライン塾を立ち上げ、述べ2000人以上の受験生を指導してきました。 教え子を、京都大学・大阪大学・東京理科大学・筑波大学・早稲田大学・同志社大学などの大学へ合格に導き、現在も「受験コーチ」として活動を続けています! ▶︎詳しいプロフィールはこちら

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