【すぐにマスターできる】古文の係り結びの訳し方や覚え方を徹底解説!

【誰でもできる】古文の係り結びの訳し方や覚え方を徹底解説!
  • 係り結びが覚えられない…
  • テストで係り結びの問題が出るといつも間違えてしまう…
  • 結びの省略、結びの消滅の意味がわからない…

このように、古文の係り結びについて苦しんでいる人は多いでのではないでしょうか?

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古文の試験で係り結びの問題は頻出です。訳す問題や穴埋め問題など、様々な出題形式で問われます。

そのくらい古文において係り結びは重要な分野ということです。

なので今回は、古文の係り結びのルールや覚え方を解説していきます。また、多くの人が苦手としている「結びの省略」や「結びの消滅」などの特殊なパターンもしっかり説明します。

係り結びを理解できていないという人には必見の内容になっているので、ぜひ最後までしっかり読んで係り結びをマスターするようにしてください。

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古文の係り結びとは?

古文の係り結びとは?

多くの文章では、文末が終止形もしくは命令形で終わりますよね。

しかし、文中に「係助詞」と呼ばれるものが入ると文末の形が変化し、終止形や命令形ではなくなります。

この特殊なルールのことを「係り結び」と言います。係助詞の働きによって文末に置かれる活用形が決まる法則です。つまり、係り結びでは、この係助詞が大きな役割を果たすということになります。

係り結びは、文の内容を強調したり、疑問を表したりする時に使われます。

A:明日は勉強しよう。

B:明日こそは勉強しよう。

このAとBの文章があった時に、どちらの文章のほうが強調されていると感じるでしょうか?

間違いなく「B」ですよね。Bには「こそ」という強調を表す単語が含まれています。

古文にもこのように強調の役割をもつ表現があります。これこそが「係り結び」なんです。

古文の係り結びに密接に関わる係助詞とは?

では一体、係り結びの鍵となる「係助詞」とは何なのかということを説明します。

係助詞は、古文の品詞の「助詞」の種類のひとつです。助詞は、他の単語との関係を示したり、単語にある意味を加えたりする機能をもつ品詞です。

その中で係助詞は、様々な意味を加えると同時に、文末の単語の活用形を変化させる役割があります。

古文の係り結びの種類

古文の係り結びの種類

代表的な係り結びは以下の5種類です。この5種類の係り結びは必ず覚えるようにしましょう。

係助詞 文末の形 意味
連体形 強調
なむ 連体形 強調
連体形 疑問・反語
連体形 疑問・反語
こそ 已然形 強調

係助詞によって文末の活用形が変わったり、意味も変わってきたりするのでパターンで覚えるようにしてください。

「強調」と「疑問・反語」のそれぞれの意味に分けて解説していきます。

強調「ぞ・なむ・こそ」

まずは「強調」について解説します。

「強調」は、文中の事柄をさらに強める表現です。訳す場合は、特に訳す必要はありません。

ちなみに、強調の強さは「こそ→なむ→ぞ」という順番になります。

それぞれひとつずつ例文で注目しながら確認していきましょう。

「ぞ」の例文

例文「何事も入り立たぬさましたるよき。」

訳「何事も深く通じていない様子をしているのが良い。」

係助詞の「ぞ」によって、文末の形容詞「よし」が連体形「よき」になっていることに注目!

「なむ」の例文

例文「その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。」

訳「その竹の中で、なんと根元が光る竹が一本あった。」

係助詞の「なむ」によって、文末の助動詞「けり」が連体形「ける」になっていることに注目!

「こそ」の例文

例文「この女をこそ。」

訳「この女性を手に入れよう。」

係助詞の「こそ」によって、文末の助動詞「む」が已然形「め」になっていることに注目!

疑問・反語「や・か」

係り結びで特に重要なのは、ここで解説する疑問・反語を意味する「や」と「か」です。

「疑問」は、疑いの気持ちを表したり、相手に問いかける表現です。

一方「反語」は、話し手が自分の考えを強く伝えるために、主張と反対の内容を疑問の形で表現することです。

反語には話し手の主張が含まれているということを覚えておくようにしてください。

訳す場合は、疑問は「〜だろうか」反語は「〜だろうか、いやそうではない」と訳します。

それぞれひとつずつ例文で確認していきましょう。

「や」の例文

例文①「あないみじや。いとあやしきさまを人見つらむ。」
訳①「まあ大変だこと。ひどく見苦しいさまを人が見てしまっているだろうか。」

例文②「近き火などに逃ぐる人は『しばし』といふ。」
訳②「近所の火事などで逃げる人は『もうしばらく(待ってくれ)』などと言うだろうか、いや言いはしない。」

例文①の係助詞「や」は『疑問』を意味し、この係助詞「や」によって文末の助動詞「らむ」が連体形「らむ」になっていることに注目!(「らむ」は終止形と連体形が同形)

例文②の係助詞「や」は『反語』を意味し、この係助詞「や」によって文末の動詞「いふ」が連体形「いふ」になっていることに注目!(「いふ」は終止形と連体形が同形)

「か」の例文

例文①「いづれの山天に近き。」
訳①「どこの山が点に近いか。」

例文②「生きとし生けるもの、いづれ歌を詠まざりける。」
訳②「この世に生を受けているものすべて、どれが歌を詠まなかったか、いや詠まないものはなかった。」

例文①の係助詞「か」は『疑問』を意味し、この係助詞「か」によって文末の形容詞「近し」が連体形「近き」になっていることに注目!

例文②の係助詞「か」は『反語』を意味し、この係助詞「か」によって文末の助動詞「けり」が連体形「ける」になっていることに注目!

「疑問」と「反語」の見分け方

「疑問」と「反語」は文脈から判断することが多いですが、少しばかり簡単な見分け方もあります。

そんな「疑問」と「反語」のどちらの用法になるかの判断基準は以下のようになります。

  • 「はい・いいえ」や「何らかの答え」を求めていると推測できる場合は『疑問』
  • 疑問形を用いて、強い否定の気持ちを表していると推測できる場合は『反語』

文章で疑問か反語かの判断に迷ったら、一度この方法で考えてみるようにしてください。

試験などでいざ使うために忘れないように!

古文の係り結びのルール

古文の係り結びのルール

係助詞を使うと、セットとなる単語の活用形が変化するというルールがあります。

先ほどの表をもう一度確認しましょう。

係助詞 文末の形 意味
連体形 強調
なむ 連体形 強調
連体形 疑問・反語
連体形 疑問・反語
こそ 已然形 強調

係り結びの係助詞と文末の活用形、それに対する意味の関係はこのようになります。

「ぞ・なむ・や・か」に続く言葉は連体形に変化し、「こそ」に続く言葉は已然形に変化します。

これを参考書なんかでは「係り結びの法則」と言ったりします。何も難しいことはなく簡単なので覚えておきましょう!

  • ぞ・なむ・・や・か→連体形
  • こそ→已然形

試験で頻出の覚えないといけない特殊な係り結び

試験で頻出の覚えないといけない特殊な係り結び

ここでは、応用的な係り結びの用法を紹介します。

試験でも頻出のものなのでしっかり理解するようにしてください。

もぞ・もこそ

まずは「もぞ」「もこそ」を紹介します。この2つは不安を表す表現になります。

これはこの形で覚えるようにしましょう。

  • も(強調)+ぞ(強調)→連体形(文末)
  • も(強調)+こそ(強調)→已然形(文末)

強調が2つ重なっていてさらに強い強調を表現するのかと思いがちですが、特殊な用法で「〜したら困る・大変だ」と訳します。

どういうことか?例文を見てみましょう。

例文①「門よくさしてよ。雨もぞ降る。」
訳①「門をきっちり間違いなく閉めてしまいなさい。雨が降ったら大変だ。」

例文②「烏などもこそ見つくれ。」
訳②「烏などが見つけたら大変だ。」

このように「もぞ」「もこそ」が文中に入ると不安を表す表現になります。

結びの省略

これまで説明してきたように、係り結びでは、文中に係助詞があり、文末に活用された単語が置かれるのが一般的です。

しかし、ここで紹介する「結びの省略」は、係助詞で文が終わり、文末に置かれるはずの単語が省略されます。

なぜ文末の単語が省略されるのかと言うと、古文では文中にある係助詞から文末の単語(述語)が推測できるとされているからです。

ただ、この結びの省略はある程度パターンが決まっています。そのパターンさえ知っておけば簡単に見分けられます。なので、ここでは結びの省略の代表的なパターンを紹介します。

ここで紹介するものは試験でも頻出するので、しっかり覚えるようにしましょう!

係助詞 省略される単語の主な例
にや あらむ・ありける
にか あらむ・ありける
にこそ あれ・あらめ・ありけめ
係助詞 省略される単語の主な例
とぞ 言ふ・聞く・思ふ
となむ 言ふ・聞く・思ふ
とや 言ふ・聞く・思ふ
とか 言ふ・聞く・思ふ
とこそ あらめ

例えば、格助詞の「と」に「ぞ・なむ・や・か」がくっついた形で文が終わってしまっている場合は、「言ふ・聞く・思ふ」という知覚動詞と呼ばれるものが省略されていることが多いです。この省略されている場合でも、省略されている単語の活用形は必ず連体形になっています。

このように結びの省略の場合でも、文末の単語が見えなくなっているだけで係り結びは起こっています。

例文で確認していきましょう。

例文①「飼ひける犬の、暗けれど主を知りて、飛びつきたりけるとぞ。」
訳①「飼っていた犬が、暗いけれど飼い主とわかって、飛びついたのだったということだ。」

例文②「昔はかかる力ある相撲人もありけりとなむ語り伝へたるとや。」
訳②「昔はこんな力の強い力士もいたのだと語り伝えているとかいうことだ。」

両方の例文の文末には動詞「言ふ」が省略されていることに注意してください!

結びの消滅(流れ)

「結びの消滅」というのは、文中に接続助詞が入ってきたせいで、係り結びで起こるはずの文末の単語の活用形の変化が起こらない場合のことを言います。

どういうことか具体的に例文で確認していきましょう。

例文「たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらむ。」

訳「たとえ耳や鼻が切れてなくなっても、命だけはどうして助からないだろうか、いや助かるだろう。」

本来であれば、文中に係助詞「こそ」が入っているので、文末の動詞の「切れ失す」が已然形で「切れ失すれ」になるはずです。

しかし、終止形接続である接続助詞の「とも」の影響で「切れ失す」は終止形になっています。

これが「結びの消滅」です。

このように文中に接続助詞が入ってくると、係り結びの活用形の変化よりも、接続助詞の影響を受ける活用形の変化のほうが優先されます。

「接続助詞のほうが係り結びよりも強い」と覚えましょう!

「こそ」の逆説用法

文中に、「こそ+已然形+、」というパターンが出てきたら要注意です!

例文「品、顔こそ生まれつきたらめ、心はなどか、賢きより賢きにも移さば移らざらん。」

訳「家柄や容貌は生まれつきであろうけれども、精神は、賢いのをよりいっそう賢くさせようとするならば、どうして賢くならないことがあろうか。」

係り結びは、文中に存在する係助詞の影響で文末に置かれる単語の活用形が決まるという法則のことでしたが、この例文のように、係助詞の「こそ」の影響で文末の単語が已然形で終わらずに、さらにその後に文が続く場合があります。

この場合は、係助詞「こそ」と文末の已然形の単語に挟まれた部分に「逆説」の意味が加わります。

これを『「こそ」の逆説用法』と言います。

逆説なので、「〜けれども」「〜が」と訳します。

古文の文章でよく出現するので必ず押さえておくようにしましょう!

古文の係り結びの覚え方

古文の係り結びの覚え方

これまで通常の係り結びから特殊なパターンの係り結びまで紹介してきました。

ただしどれも基本的な係り結びのルールの上に成り立っている形です。

なので、まずは基本的な係り結びの形をしっかりと覚えましょう!

  • ぞ・なむ・や・か→連体形
  • こそ→已然形
  • ぞ・なむ・こそ→強調
  • や・か→疑問・反語

これだけは必ずマスターするようにしてください。

「ぞ、なむ、や、か、連体形」「こそ、已然形」と音読して覚えましょう。10回ほど音読すれば覚えられます!

まとめ

多くの人が苦手としている「係り結び」について解説してきました。

係り結びの問題は本当によく出題されます。

文末に下線部が引かれていて、この下線部の活用形は何か?という設問が出題された場合は、高い確率で係り結びの活用形を答えさせる問題になっています。

なので、古文の点数を伸ばしていきたい方は、今回紹介した係り結びを必ずマスターするようにしてください!

 

また、古文の勉強法をこちらの記事で紹介しています。古文全体の詳しい勉強法を知りたいという方は、ぜひ合わせてご覧ください。

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