【大学受験全落ち】子どものために親がすべき対応とは?

【大学受験全落ち】子どものために親がすべき対応とは? コラム



「子どもが大学受験に全落ちしてしまった…」

「浪人させるのは家庭状況的に難しい…」

「かけてあげられる言葉がない…」

「これから何をどうすればいいの…?」

子どもの大学受験が全落ちという結果になってしまい、いろんな思いを抱えている親御さんがいると思います。

本当に親御さんにとってもつらい時期だとは思いますが、子どものために行動してあげないといけないことも事実です。

しかし、これからのことについてどうすればいいかわからず、悩んでいる親御さんも多いかと思います。

なので今回は、大学受験を全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢と、親御さんは子どもに対してどんな接し方をしてあげればいいのかをご紹介します。

お子さんのことを考えながら、最後まで読み進めていってください。

大学受験全落ちという現実

大学受験全落ちという現実

大学受験の全落ちというのは、志望校にすべて落ち、間違いなく合格できると踏んでいた滑り止めの大学でさえ不合格という結果に終わってしまったことです。

この「全落ち」という3文字が受験生に与えるダメージは計り知れません。

中にはよからぬことを考えてしまったり、無気力症候群、うつになってしまうお子さんもいます。

親としては、まず子どもを全落ちの闇から救ってあげて、ショックから立ち直らせないといけません。

そして、過去のことを悔やむのではなく、これからのことを一緒に考えてあげるようにしましょう。

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢とは?

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢

では、大学受験に全落ちしてしまった際の選択肢はどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、全落ちした際に残された可能な選択肢を紹介します。

全落ちの際に残された選択肢は大きく分けてこの5つです。

  1. まだ出願できる大学を探す
  2. 浪人する
  3. 専門学校に進学する
  4. 就職・アルバイトをする
  5. 留学する

ひとつずつ解説していきます。

まだ出願できる大学を探す

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢「まだ出願できる大学を探す」

現役での合格を目指したいのであれば、まだ出願できる大学を探すのが最善の策です。

3月になっても後期日程で入試を行っている大学がまだまだあるので、お子さんと一緒に探してみると良いでしょう。

ただ、後期日程は倍率が高くなるので、同じランクの大学であれば前期日程よりも合格するのが難しくなる傾向にあります。そのため、レベルを下げて受験することも視野に入れなければなりません。定員がものすごく限られる大学もあります。

加えて、大学への出願期間も決まっているので、迅速に行動するようにしてください。

子どもがどうしても現役で大学に入学したいということであればチャレンジさせてみましょう。

浪人する

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢「浪人する」

全落ちしてしまった多くの受験生が選択するのが「浪人」です。一番現実的な選択肢とも言えるかもしれません。

もう1年勉強に打ち込んで大学受験に再チャレンジする方法です。

浪人のメリット

・勉強だけに専念して受験に臨める

・大学に行けるチャンスがある

浪人のデメリット

・費用がかかる

・精神的につらい

大学受験に全落ちして、無理して進路を決めるくらいなら、浪人を選択してもう一度チャレンジするのが賢明です。

しっかりと勉強すれば志望していた大学に合格して入学することができますし、中には、現役の時よりも志望校のレベルを上げて見事合格する人もいます。

しかし、「この辛い受験勉強をまたもう1年しないといけないのか」と憂鬱に思ったり、浪人を選択したはいいが、毎日の受験勉強に耐えきれずに遊んでしまい、結果として再び全落ちしたりする人もいるので、注意は必要です。

加えて、予備校に通うとなると莫大な費用がかかるのも事実です。

なので、子ども本人がもう1年頑張れるのか、大学に行きたい気持ちは本物かということを見極める必要があります。

詳しい浪人するメリットとデメリット、そして浪人の成功率を以下の記事で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。

浪人のメリットとデメリットについて徹底比較

2018.02.22

大学受験の浪人生の成功率はどれくらい?浪人合格の方法も解説!

2018.02.25

 

また、浪人の中には予備校に通わずに自宅で浪人する「宅浪」という方法もあります。

予備校に通わないため、格段に費用はおさえられますが、孤独での戦いで自己マネジメントが難しいという難点もあります。

そのため、宅浪を選んで精神的に持たなくなってしまう人もいます。

気になる宅浪の成功率はこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

宅浪は恐ろしく成功率が低い!?その実情をご紹介!

2018.05.28

専門学校に進学する

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢「専門学校に進学する」

全落ちした結果、大学進学を諦めて専門学校に進学するというのも選択肢のひとつです。

専門学校のメリット

・実践しながら就職に役立つスキルが習得できる

・専門的にひとつのことを学べる

専門学校のデメリット

・ひとつの分野の専門的な知識しか学べない

・やりたくないことだったら楽しくない

専門学校に進学すれば、将来の就職に直結するスキルを習得できます。しかもそれを実習などを通じて実践しながら学んでいくことができます。

専門職の就職に強いと言えるでしょう。

しかし、その専門学校のひとつの分野の知識しか学べず、もしもそれが自分のやりたいことではないと感じてしまうと、毎日やりたくないことの連続で憂鬱な生活を送ることになってしまいます。

進路に困って無理に専門学校に進学した子どもに多い現象です。

やりたいこともなく、何かしら資格を取っておけば将来安心だろうという安易な考えで専門学校に進学すると続かない可能性が高いです。それで中退などしてしまったら元も子もありません。

子どもが前向きに専門学校へ進学するのは全然問題ないですが、全落ちした結果の逃げの進学先として選ばせるのはやめたほうがいいでしょう。

就職・アルバイトをする

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢「就職・アルバイトをする」

就職・アルバイトをするという選択肢も選ぶことができます。

就職・アルバイトのメリット

・収入が生まれる

・自立できる

就職・アルバイトのデメリット

・大卒以上ではないと受け入れていない就職先に就職できない

就職やアルバイトで働くとなると、定期的に給料として収入を得ることができるので、親の支援を受けながら大学に通っている子どもよりも、経済的にも精神的にも自立できると言えます。

また、子どもが一度働いてみて「やっぱり大学へ行きたい」と思うようになれば、もう一度受験にチャレンジさせてみても良いでしょう。1年ほど働けば、予備校に通える資金も貯めることができます。

難点を挙げるとしたら、高卒で就職できる就職先が限られてしまうことです。企業によっては大卒以上でないと受け入れてくれないところもあります。

さらに、大卒と高卒では、もらえる給料の額や出世のしやすさも変わってきます。

留学する

大学受験に全落ちした子どもに与えてあげられる選択肢「留学する」

最後に挙げるのが「留学」という選択肢です。

実際に筆者の友人にも、大学受験に全落ちした後に留学という選択をした人もいます。

留学のメリット

・英語などの語学力をつけることができる

・国際的な交友関係を築ける

留学のデメリット

・莫大な費用がかかる

留学では、毎日の生活で使わざるを得ない環境に飛び込むことになるので、確実に語学面で成長しやすい環境です。

生活する中で生の現地の言葉に触れられるというのは、日本で語学学習をするよりも効率が良く、習得しやすいと言えます。

一方それに引き換え、莫大な費用もかかってくるのも事実です。

また、留学をしたとしても日本に帰国した際は高卒という立場になるので、留学した先の進路をどうするかをもう一度考えなければなりません。

大学受験に全落ちした際に親がすべき子どもへの接し方

大学受験に全落ちした際に親がすべき子どもへの接し方

ここでは、子どもが大学受験に全落ちした際に親がするべき行動を紹介します。

親としても全落ちはつらいですよね。なんて声をかけてあげればいいのかわからなくもなってしまうと思います。

もちろん親御さん自身もショックを受けてしまいますが、一番つらいのは子どもです。

だからこそ、親が感情的にはならず冷静に対応してあげましょう。

まずは労ってあげる

最終的には全落ちという結果になってしまったかもしれませんが、それは紛れもなく子どもが精一杯頑張った上での結果です。

まずは「お疲れ様」「この受験期間よく頑張ったね」と労ってあげましょう。頑張りを認めてあげることが大切です。

絶対に子どもを非難しない

全落ちしてしまった親に多いのが、感情的になって子どもを非難してしまうことです。中には、子どもに罵声を浴びせる親もいます。

「何やってるの?」「もっとしっかり勉強しないといけなかったんじゃないの?」「あなたが落ちたことで親にも迷惑かけるってことわかってる?」

これらの類の言葉をかけるのは本当にやめましょう。

当然ですが、落ちたくて落ちた子どもは1人もいません。

たしかに気が緩んでサボってしまった期間はあったかもしれませんが、初めての経験である大学受験を子どもなりに頑張ったはずです。

なので、子どもを非難したり罵倒したりするのは絶対にやめましょう。

子どもの発言を否定しない

そして、子どもの発言を否定せずに優しく受け止めてあげましょう。

全落ちした子どもは、自分への不甲斐なさと親への申し訳なさを抱えて孤独になっています。

唯一その孤独を救ってあげられて、味方になってあげられるのは親しかいません。

そんな味方であるはずの親が、子どもの言うことを否定していたら、子どもは誰に頼ればいいかわからなくなります。否定することで喧嘩にも発展しかねません。

子どもの発言は否定せずに、優しく受け止めてあげてください。

一緒にどうしようか考える

子どもが精神的に落ち着いてきたら、これからどうするのかを一緒に考えるようにしてあげてください。

過去のことは一旦置いておいて、前向きな話をするのが最善です。そして、それに応じた行動もする必要があります。

前向きな行動としてできるのが、先ほども述べた今からでも受けられる大学を探してあげることや、浪人するために予備校の資料を取り寄せてあげることです。

このような前向きな行動をしていくことによって、子どもも段々と全落ちした傷が癒えていきます。

とにかく過去ではなく、これからのことを一緒に考えてあげましょう。

子どもの話を親身になって聞いてあげる

これからのことを一緒に考える上で、子どもの気持ちや意見を親身になって聞いて、尊重してあげるようにしましょう。

例えば、子どもが浪人したいと言えば「どこの予備校に通うのか」「費用はどうするのか」などの話し合いをし、本人が望む形にしてあげるのが良いでしょう。

決して親が子どもの進路を決めない

これからのことについて話し合いをすると一定数いるのが、子どもの進路を勝手に決めてしまう親御さんです。

親の独断で子どもの進路を決めることは絶対にしないようにしてください。

あくまでも子どもの人生は子どものものです。子どもの人生を決める権利は、親ではなく子どもにあります。

経済面など、親としての必要最低限のことを伝えるのは構いませんが、最終的な意思決定は子どもに託すようにしましょう。

まとめ

親御さんにとっても子どもの全落ちはショックな出来事です。そのことは本当によくわかります。

しかし、子どものどん底を救ってあげられるのは、一番身近な存在である親しかいません。親の役目とも言えます。

子ども本人が前を向けていないなら、親である自分たちが気にしていない素振りで振る舞ってあげてください。

そして一緒に未来のことを考えるようにしましょう。

この記事を書いた人

受験コーチ「むー」

2011年〜2016年まで、個別指導・集団塾で講師として受験指導、講師向けの指導法講演も行いながら、2014年には自身の「地頭勉強」を継承するオンライン塾を立ち上げ、述べ2000人以上の受験生を指導してきました。 教え子を、京都大学・大阪大学・東京理科大学・筑波大学・早稲田大学・同志社大学などの大学へ合格に導き、現在も「受験コーチ」として活動を続けています! ▶︎詳しいプロフィールはこちら

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