多くの理系の受験生が、数Ⅲと並んで苦手教科にあげる物理。物理があまりにもできないという消極的な理由で文転を考えたことがある受験生もいると思います。
そんな受験生が、物理を勉強していく上でほぼ100%ぶつかるのが、公式が覚えられないというところです。ということで、今回は物理の公式の覚え方をまとめてみました。
■目次
物理の公式の覚え方
物理の公式の覚え方を4つ紹介するので順にみていきましょう。
導出できるようになろう
物理の公式を覚えようとしている人に最初に知っておいてほしいのが、意味を考えずに公式を丸暗記することがいかに無意味かということです。
物理をできる人に共通していえるのが、「公式を導出できる」ということです。
なにがいいたいかというと、丸暗記をして公式を覚えるのが正しい方法ではなく、公式の意味をわかっておくことが大切だということです。
また、問題によっては公式を導出する過程が出題されることもあるので、導出できるようにしておくことが大切です。
実際に公式を使ってみよう

当然ですが、「公式を覚えている状態」と「公式を使える状態」は別物です。
公式を覚えただけでは使えるようにはならないので、覚えた公式を使えるように訓練していく必要があります。
そこで大事になってくるのが、問題演習です。
インプットばかりしていてもアウトプットをしないと問題が解けるようにはならないので、問題演習をして公式を実際に使うようにしていきましょう。
また、問題を解くことで公式の理解をより深めることが出来ます。公式の意味を再確認しながら問題演習していきましょう。
文字の意味を理解しよう
受験で物理を使う人なら誰もが知っている公式に、「ma=F」があります。これはご存知の通り運動方程式ですが、これだけを覚えても意味はありません。
ma=Fというのは、Fは力(単位はN)、mは質量(単位はkg)、aは加速度(単位はm/s^2)だということを知ってはじめて意味がわかります。
公式を覚えるときは、文字の意味と単位を必ず理解しましょう。
公式の意味を考えよう
簡単な問題を解いているうちはいいのですが、問題が複雑になってくると、どの公式を使ったらいいのかわからなくなることがあります。
また、他の公式を使うことで、問題を解く時間が短縮できるといった場合もあるので、公式の意味を理解することが大切です。
入試本番にはある程度骨のある問題が出題されますし、時間内に解かなくてはならないので、ぜひ問題演習をしながらその公式を使う意味を考える癖をつけましょう。
物理の公式を覚えるときのコツ
ここでは物理の公式を覚えるときのコツを紹介するので自分の勉強に取り入れてみてください。
何度も導出をする
まずは、公式の導出を自分の手で何回も何回も繰り返してみてください。なにをしているのかを理解しながら公式の導出を繰り返すと、紙とペンがなくても頭の中で公式の導出ができるようになってきます。
ここまできたら完璧ですね。何度も何度も頭の中で公式を唱えてみてください。その公式を忘れることはありません。
語呂合わせ
「公式の意味を理解しましょう」と言いながらこの方法を紹介するのは若干気が引けるのですが、最終手段は語呂合わせです。
公式の意味が理解できないからと言って、その公式を覚えることを放棄してしまうのはあまりにももったいないです。
公式の導出が出題された場合に語呂合わせだと太刀打ちできないかもしれませんが、完全放棄よりはいいので、自分にあった語呂合わせを考えてみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は物理の公式の覚え方を紹介してきました。簡単におさらいをしておきます。
① 導出できるようになる
② 実際に使ってみる
③ 公式の意味を考える
① 何度も唱える
② 語呂合わせで覚える
ぜひこの記事で学んだことを参考にして、物理の成績をあげてください。
また、公式だけでなく、具体的な物理の勉強法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください!