「数学のトリセツ!」とは、Amazonランキングで1位を獲得した今話題の数学参考書です。そんな数学のトリセツ!の数学ⅡB版を実際に使ってみて、簡単にレビューしてみたいと思います。
実際に数学のトリセツ!の購入を検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
数学のトリセツ!(数学ⅡB)を使ってみた感想

数学のトリセツ!を一通り最初から最後まで使ってみた感想は、「親切でわかりやすい」です。
さすがAmazonでランキング1位を獲得しただけあります。
数学ⅡBにもなってくると、多くの方が「学校の授業を聞いてもわからなかった…。」という経験をしますよね。
しかしこの数学のトリセツ!では、参考書を購入すれば授業動画が無料でついてきます。
この授業動画は河合塾の人気講師である迫田昴輝先生によるもので、正直この内容が無料でついてくるのはあり得ないレベルです。
この授業動画があるおかげで、学校の授業をまだ受けていない人や、授業を受けたけどわからなかった人もスムーズに理解することができる構成になっています。
・学校の授業で内容が理解できなかった人
・まだ学校の授業を受けていないが、先取りで学習したい人
「国公立大学の二次試験対策で取り組もう!」「難関私学の入試対策にこれ1冊で十分!」という内容の参考書ではなく、どちらかというと数学ⅡBの入門書としてぴったりな印象でした。
また数学のトリセツ!は、学校の授業ではなかなか教えてくれない「どのようにしてこの公式が導き出されたのか」や「なぜこの定理を使うのか」まで丁寧に教えてくれています。
2020年度の大学入学共通テスト(2021年1月実施)からは、「従来の解法暗記型の学習では合格点を獲得するのは難しくなる」と言われており、より本質的な内容を理解していないと得点が取れないような構成になります。
実際に数学のトリセツ!を使ってみて、まだ学習していない生徒でもこれらの本質や概念を無理なく理解させることに焦点を当てている良書だと感じました。
数学のトリセツ!の構成
数学のトリセツ!ではintroductionと演習問題の2つのパートに分かれており、introductionでは概念の説明と例題の解説が丁寧にされています。
演習問題は、introductionの内容や少し発展した内容が載っています。
一般的な参考書では概念の説明と例題の解説のみで演習問題はほとんど載っていないケースが多いですが、「数学のトリセツ!は問題集」といっても過言ではないくらい質・量ともに十分な演習問題が掲載されています。
「わかるとできるは違う」などとよく言いますが、特に数学では新しく学んだ内容をしっかりアウトプットして、できる段階まで引き上げてしまう事がとても重要です。
数学のトリセツでは、丁寧なintroductionと十分な量と質の演習問題を通して、わかるをできるに高められる構成になっています。
数学のトリセツ!の動画

数学のトリセツ!を購入すると、河合塾の人気講師である迫田昴輝先生の授業動画が無料で視聴できます。
この動画は「ベクトルという分野全体に対して10分だけ」のような簡易的なものではなく、各セクションに10分〜1時間程度の動画がついており、非常に力を入れている印象を受けました。
もちろん講師が一流なこともあり、まだ学習していない人がよくつまづくところを丁寧に解説されています。
たった3000円のテキストで、これほどわかりやすい動画を使って無料で学習できると考えると、予備校いらないのではと思ってしまうくらいおすすめできる内容になっています。
数学のトリセツ!はまさかの全額保証付き
参考書や問題集は、どうしても自分に合うかどうかがあります。
本屋さんなどで中をパラパラ見てから購入できると安心ですが、残念ながら数学のトリセツ!は書店では売っていません。(2020年3月現在)
購入するにはAmazonまたは数学のトリセツ!のサイトからのみ購入できますが、インターネットから参考書を購入するのは中身が見えなくて不安もあるでしょう。
しかし心配は不要です。数学のトリセツ!はまさかの全額保証付き。購入から10日以内であれば、全額返金してくれます。
実際に使った身としては、「これだけわかりやすくて動画もついて返金する人はいないだろう」と思ってしまいますが、万が一のことを考えても保証があるのはとてもありがたいですね。
数学のトリセツ!の概要
テキスト名 | 数学のトリセツ! |
著者 | 迫田 昴輝、佐藤 淳俊 |
発売日 | 2019年3月27日 |
まとめ
今回は、数学のトリセツ!を実際に使ってみて簡単な紹介をしてみました。わずか3000円で大手予備校と同程度のクオリティの講義を動画で受けられるとあって、話題沸騰中です。
実際に使ってみた感想として、初学者が「わかるようになる」だけではなく、「できるようになる」ように工夫がされており、力になりそうだと感じました。
数学を得点源にしていきたいと思っている方はもちろん、わからないところを解消したいと思っている方もぜひ使ってみてくださいね。
また、下の記事ではその他の数学のおすすめ参考書や問題集について解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。