【前期・後期とは?】受験生が知らないといけない国公立一般入試の仕組み

【前期・後期とは?】受験生が知らないといけない国公立入試の仕組み コラム



  • 前期と後期の違いがわからない…
  • 前期と後期で同じ大学を受けてもいいの?
  • 後期のほうが難しいってホント?
  • 前期で受験した大学に受かったら後期はどうなるの?

今回の記事は、このような悩みや疑問を持っている方に向けて書いていきます。

 

国公立大学の入試の特徴として、「前期日程」と「後期日程」があることが挙げられます。それぞれの日程で異なる特徴や知っておくべき知識などがあります。

国公立大学の受験を考えている方は、しっかりこの前期と後期の違いや、そもそもの国公立大学の入試の仕組みを理解しておかないといけません。大学受験を成功させたいなら必須の知識です。

なので今回の記事では、国公立大学入試の仕組みから前期と後期の違いなどを解説していきます。

ぜひ上記の悩みや疑問を抱えている方は参考にしてください。

国公立大学入試の仕組み

まずは、国公立大学の入試の仕組みを理解する必要があるので、その仕組みについて解説していきます。

国公立入試は3種類ある

国公立大学入試の仕組み「国公立入試は3種類ある」

国公立大学は定員の募集方法を大きく分けると、「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」の3種類があります。

それぞれの選抜方法の特徴は以下の通りです。

・一般選抜:学力試験が中心の選抜方法

・学校推薦型選抜:高校在学中の学習成績や推薦書を重視した選抜方法

・総合型選抜:表現能力や意欲などの評価重視の選抜方法

一般選抜というのがいわゆる「一般入試」のことを指し、募集人数が全体の約8割を占めています。(以下一般入試と表記)

なので、国公立大学を志望している方は、まずは一般入試での受験を考えて受験勉強を始めるべきでしょう。そしてチャンスがあれば、学校推薦型選抜、総合型選抜の受験にシフトしていくのが適切です。

国公立入試の一般入試では「共通テスト」と「二次試験」が必要となる

国公立大学入試の仕組み「国公立入試の一般入試では共通テストと二次試験が必要となる」

国公立大学の一般入試は、共通テストと二次試験の点数を合計して合否を判断します。

共通テストは、国公立大学一般選抜の「一次試験」の役割を果たし、二次試験は、共通テストの後に大学別に実施される試験です。

この共通テストと二次試験の点数の合計で合否を判断するケースが一般的になっています。

国公立一般入試の日程に気をつけないといけない

国公立大学入試の仕組み「国公立一般入試の日程に気をつけないといけない」

2020年度の出願期間から前期・後期の日程は以下の通りです。

・出願受付:2020年1月27日〜2月5日

【前期】

・試験日:2020年2月25日から(大学によって異なる)

・合格発表:2020年3月6日〜3月10日

・入学手続き締め切り日:2020年3月15日

【後期】

・試験日:2020年3月12日以降(大学によって異なる)

・合格発表:2020年3月20日〜3月24日

・入学手続き締め切り日:2020年3月27日

注意するべき点は、「前期・後期ともに出願受付期間が同じ」ということ、そして「後期の試験日の前に前期の合格発表があり、すぐに入学手続きをしないといけない」ということです。

国公立一般入試の特徴

ここでは、国公立大学の募集人数の多くを占める一般入試の特徴について解説していきます。

試験日程を前期・後期で分けられる「分離分割方式」

国公立一般入試の特徴『試験日程を前期・後期で分けられる「分離分割方式」』

二次試験は2月の下旬から始まり、前期日程と後期日程の2つの日程に募集人数を振り分けて選抜する「分離分割方式」という形で実施されます。

この分離分割方式では、前期・後期それぞれの日程で1校ずつ出願ができます。また、一部の公立大学では中期日程を設定している大学もあります。

なので、国公立大学入試は、最大で3校まで受験が可能となっています。

私立大学の入試では、日程が被らなければ何校でも受験することが可能ですが、国公立大学では、出願できる大学の数の上限が決まっています。

足切りに気をつけないといけない「二段階選抜」

国公立一般入試の特徴『足切りに気をつけないといけない「二段階選抜」』

国公立大学の選抜方法の特徴として「二段階選抜」というものもあります。

この二段階選抜は、共通テストの成績を用いて二次試験の受験者を事前に選抜した上で、二次試験を実施する制度です。

いわゆる「足切り」のようなものですね。

二段階選抜の実施の有無は大学によります。また、内容に関しても各大学側に委ねられている形になっているので、志望大学の入試システムをしっかり把握しておくことが大切です。

多くの大学では、志願者が募集人数の「◯倍」を超えたら、二段階選抜を実施することになっています。

そのため、二段階選抜が実施されるのは、受験生に人気で志願者が多く集まる旧帝大や医学部などが多くなります。

共通テストの成績次第では、二次試験を受験する前にもうすでに不合格ということも十分あり得るので、まずは共通テストでしっかり点数を取れるように対策する必要があります。

国公立一般入試の前期と後期の相違点は?

ここでは、国公立大学の前期日程と後期日程の違いを説明していきます。

前期と後期で募集人数が大きく変わってくる

国公立一般入試の前期と後期の相違点『前期と後期で募集人数が大きく変わってくる』

全体的に見ると、前期と後期の募集人数の割合は、「8:2」と圧倒的に前期のほうが募集人数が多くなっています。

細かい募集人数は大学によって異なるので、各大学の入試情報をしっかりと確認するようにしてください。

前期と後期で試験内容・科目も異なる

国公立一般入試の前期と後期の相違点『前期と後期で試験内容・科目も異なる』

試験内容や科目は、前期と後期によって傾向が異なります。

前期では、一般的に文系学部で「外国語、数学、国語、地歴・公民」から2〜3科目、理系学部で「外国語、数学、理科」から2〜3科目が出題されます。一部の難関大学では4科目出題する学部や学科もあります。

一方後期では大きく傾向が変わり、特殊なパターンも多くあります。

1〜2科目に減らすパターンや、総合問題・小論文・面接などを実施する大学も多くなります。中には、二次試験を行わずに、共通テストの点数のみで合否を判断する大学もあります。

そのため、早い段階から前期だけではなく後期の試験科目もしっかり確認しておく必要があります。

また、前期・後期ともに、それぞれの科目の配点も大学によって異なるので、ここの注意も必要です。

前期と後期で難易度にも差がある

国公立一般入試の前期と後期のを相違点『前期と後期で難易度にも差がある』

難易度は、後期のほうが難しくなっています。

理由としては、募集人数が8:2で前期のほうが圧倒的に多く、後期のほうが倍率が高くなるからです。

例えば、令和2年度の名古屋大学の一般入試の出願状況を見ると、医学部医学科のみ前期も後期も試験が実施されており、前期の志願倍率が3.3倍なのに対し、後期では志願倍率が11.0倍になっています。

この状況を見れば、圧倒的に後期のほうが合格するのは難しいということがわかります。

また、一般的に入試問題自体も前期より後期のほうが難しくなります。

前期と後期で出願期間が同じ

国公立一般入試の前期と後期の相違点『前期と後期で出願期間が同じ』

出願期間は、共通テストの約1週間後から開始され、そこから約10日間となっています。また、前期と後期では出願時期が同じで、前期に受ける大学と後期に受ける大学を同時に出願しないといけません。

共通テストの自己採点を行った後に志望する大学を決めて、その志望大学に願書を提出します。

先ほども説明したように、国公立大学の一般選抜は共通テストと二次試験の合計点数で合否が判断されます。そのため、共通テストの自己採点で思うように点数が取れなかったことが判明した場合は、当初考えていた出願大学を変更しないといけない可能性が出てきます。

その状況になった際になってから慌てないように、共通テストで何割くらい取れたらこの大学、失敗して思うように点数が取れなかったらこの大学、というように事前に複数の出願パターンを考えておくことが大切です。

前期と後期で同じ大学は受験できるの?

同じ大学・学部を前期後期で2回受験することもできますし、別々の大学・学部を受験することも可能です。

前期と後期での受験校の選び方は下記の段落で詳しく説明します。

前期で受かったら後期はどうなるの?

前期日程で受験した大学に合格し、そして入学手続きを行うと、中期・後期の合格対象から外される仕組みになっています。

そのため、前期で合格したら、中期・後期の合否を確認することなく、前期で合格した大学への入学を迫られることになります。

前期と後期の受験校はどのように選べばいいの?

前期と後期の受験校はどのように選べばいいの?

上記で説明したように、多くの受験生は前期で合格した大学に進学することになるので、基本的には前期で第一志望の大学を受験する形が多いです。

また、前期と後期の募集人数の割合を見ても、8:2と圧倒的に前期の割合が高くなっているので、第一志望は前期で受けたほうが良いです。

その中でも、選び方にいくつかのパターンがあるので紹介します。ぜひ受験校を選ぶときの参考にしてください。

①前期:第一志望、後期:滑り止め

前期で第一志望を受験し、不合格の時に備えて後期では合格できそうな大学を受験する流れです。

国公立志望で、第一志望の大学に不合格だったとしても、ランクを下げてでも国公立に行きたいという受験生はこのパターンで受験校を選ぶことが多いです。

この際に気をつけることは、「受験する大学の共通テストと二次試験の配点の関係」と「試験科目」です。

先ほども説明したように、国公立大学の入試は共通テストの点数も関係してきますし、大学によって試験科目も配点も変わってきます。

共通テストで良い点数を取れた場合は、共通テストの配点が高い大学に出願するのも選択肢のひとつです。また、二次試験の中で得意科目の配点が高い大学を受験するのもおすすめです。

②前期:第一志望、後期:同じく第一志望

国公立だったらこの大学にしか進学したくないという人は、前期・後期ともに第一志望の大学を受験する場合もあります。

ただし、この場合に考えないといけないことは、「前期・後期ともに不合格だった場合に、自分が進学してもいいと思える私立大学の選択肢はあるのか」もしくは「浪人しても大丈夫なのか」ということです。

前期・後期ともに第一志望を受験するということは、両方の日程で不合格になる可能性もあります。この方法を選択する場合は、その最悪のパターンも想定しておかなければなりません。

国公立大学の出願時期には、私立大学の合格をまだもらえていない可能性も高いです。そのため、浪人しても大丈夫なのかということもしっかり考えた上で、この方法を選ぶようにしてください。

まとめ

今回紹介したことは、知らないだけで受験に失敗してしまうくらいの受験生は知っておかないといけない重要な知識です。

特に国公立大学を志望する方、国公立入試を視野に入れている方は、今回紹介した国公立大学入試の仕組みや前期と後期の違いに注意して、受験勉強を進めていってください。

また、以下の記事で、効率的に受験勉強をしていくための方法を紹介しています。受験勉強の進め方や勉強法に困っている方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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