高校生になると、中学生とは違い毎年いくつもの模試を学校や予備校で受けることになります。
ですが毎回の模試でただ受けるだけになってしまい、なかなか成績を上げることができない人も数多くいます。
この記事では模試をうまく活用し次につなげるための勉強法について解説していくのでぜひ参考にしてもらえればと思います。
■目次
模試の目標をはっきりと決める

今では多くの模試が毎年開催されており、その模試ごとに点数の取り方も異なっています。
例えば、東進のマーク模試は本番と比べて難しい問題が出題される、駿台の記述模試は国公立向けに作成されているといった違いがあるのです。
なので、まずは模試の勉強法を調べる前に「この模試で〇〇点以上取る」とった明確な目標を決めることから始めましょう。
目標を決めることで達成までの道や自分のするべきことも自然とわかるようになります。
予備校ごとの模試の違いやおすすめの模試などは下の記事で紹介しているので参考にしてください。
模試まで逆算して勉強の計画を立てる


自分の目標がはっきりと決まったらその目標に対しての計画を立てていきましょう。
目標に比べて今の自分は何が足りないのかを考え、その部分を改善するにはどのような勉強を行うべきかを決めていくことが重要です。
勉強計画の立て方は下の記事でも解説しているのでぜひ読んでみてください。
模試の科目別勉強法
ここでは、模試の各科目に対して1つ1つ勉強法を解説してきます。苦手な科目がある方はぜひ参考にしてみてください。また、どの科目も不安だという人にはおすすめの勉強法をまとめてあるのでそちらのページをみてください。
国語


国語は現代文と古典がありますが、現代文ではとにかく「証拠を探す」ことが重要となります。
現代文はただ感覚的に答えを出すのではなく、本文の中から答えを見つけ出す注意力が試されているのです。どこが解答に必要であるのかを常に意識して読んでいきましょう。
古典では、単語や文法さえわかってしまえば小学生レベルの文章なので、単語、文法暗記を中心に勉強してください。
ある程度覚えて問題をこなしていけば、本文で意味がわからない部分はほぼなくなるはずです。
下に現代文、古典の勉強法をさらに詳しく紹介しているのでぜひ読んでみてください。
数学


数学では、問題の解答を理解することがとても重要です。どのような思考回路で解答までたどり着いているかを1問1問確認しましょう。
問題文のどこに着眼して、どのような方針で問題を解いているのかを理解することで、本番でも同じように解くことが可能となります。
また、理解した問題は演習を通じてアウトプットすることも心がけてください。演習を多くこなすことで成績を上げるために大事な「計算力」も身につきます。
下の記事では数学の勉強法についてさらに詳しく解説しています。
英語


英語で重要なことは英単語暗記と音読です。問題の大半を占める英語長文はこの2つを行うことでかなりの点数が期待できます。
英単語は、難関大レベルでも3000語覚えることで対応できるので、2〜3ヶ月程度で覚えきってしまいましょう。全て覚えると長文の読みやすさが格段に変わってきます。
音読については、模試で解いた長文問題全てを5回は音読しましょう。音読によって英語長文を正確に、速く読むことができるようになります。
英語の勉強方法については下の記事で詳しく解説しているので苦手な人は読んでみてください。
理科


理科では、何事も理解した上で暗記するように意識しましょう。理科の全ての科目にいえることですが、暗記だけで点数が取れることはありません。
暗記したことを問題の中で活用することで初めて点数に結びつけることができます。特に科学や生物は暗記のみになってしまいがちなので気をつけてください。
常に「問題の中でどのように使われる知識なのか」を考えながら暗記すると成績も上がってくると思います。
理科の各科目の詳しい勉強法は下の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。
社会


社会では、暗記することを結びつけてから覚えることがとても大事になります。社会の暗記量は他の科目と比べられないくらい膨大な量です。
なので、暗記する用語を減らすためにもただ覚えるのではなく「用語と用語を結びつける」ことを前もって行うとかなり楽になります。
例えば、地理では気候の名称を覚えると同時にその地方の名産品や人口の推移も暗記しておくと、効率的に点数を上げることができます。
社会の各科目勉強法は下の記事で詳しく紹介しているので興味がある方はぜひ読んでみてください。
過去に受けた模試を解き直す


模試の勉強法の中では、過去に受けた模試をもう一度解き直すことがとても効果的です。
模試に出題されるような問題は入試で頻出のものばかりであり、他の模試でも取り扱われる可能性がとても高いです。
出るのかいまいち分からない参考書の問題を解くよりは、過去の模試を解き直した方が確実に点数アップにつながります。
模試前日は基礎事項を確認する


模試の前日では、「今更勉強しても意味がない」と思っている人も多いかもしれませんが、その考え方は間違いです。
模試の直前では難しい問題をむやみに解かずに、とにかく基礎事項の確認に時間をかけましょう。これだけでも点数は変わってきます。
理解しているつもりでも、意外と抜けている部分があるものです。試験中に忘れてしまって後悔しないためにも、しっかりと確認をしておきましょう。
模試の前日に行うべきことは、下の記事でも詳しく解説しています。
模試では復習が最も大事


模試で点数を取るために一番重要であると断言できることが「復習」です。勉強ができる人ほど復習を大事にしています。
逆に、模試でA判定が取れない人は「早く範囲を終わらせないといけない」という焦りから、とにかく先に進んでしまい内容が身につかないまま模試を受けることになってしまいます。
先に進むことももちろん大事ですが、模試を受けた後に何も理解できていないことに気づき、落ち込んでしまうことになります。
なので、模試を受けた後には成績表をみて自分の苦手分野を理解することから始めましょう。
自分の苦手分野を知り克服することができれば、確実に次の模試ではいい点数をとることができます。
まとめ
この記事のまとめとしては以下の3点です。
・模試前日は、問題演習よりも基礎事項の確認
・模試では復習が最も重要であり、復習に時間をかけるべき
ぜひこの記事を参考にして模試の成績を伸ばし、A判定を取れるようになってもらえればと思います。
また、こちらの記事で科目別の勉強法について紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。